みなさん、こんにちは。
ミッドタウンコンシェルジュです。
日に日に秋めいてきました。
豊かな実りの秋を前に、美味しいもの出回るのが、今からとても楽しみな今日この頃。せっかくですから、食事が更に美味しく感じられるようなテーブルコーディネートにもこだわりたいところです。
そんな時、ガレリア3Fの「THE COVER NIPPON」で「有田のごはん屋」との看板を発見。さっそくお邪魔してきました。
1616年に日本で初めての磁器である有田焼が誕生し、今年で400年を迎えます。
「THE COVER NIPPON」では、この400年の伝統技術と先人たちの想いを現代に受け継ぐ"今"の有田焼を、毎月テーマを変え、今年の1月から1年をかけてご紹介中。
9月のテーマは「ご飯茶碗」です。
秋は新米の季節。新しいお米を新しいご飯茶碗で召し上がっていただこうという、この時期にぴったりな企画です。
店内にはご飯茶碗と、卓上を彩る小物、酒器などがたくさん展示されています。
どれも素敵で、選ぶのに本当に迷ってしまう・・・嬉しい悩ましさです。
そんな中でも特に気になったものがこちら。
大・中・小とサイズ展開があり、たとえば家族それぞれでお好みのサイズを選んでも、同じ柄のお茶碗を揃えられます。一番大きいサイズはちょっとした丼にも最適。
よく見ると、茶碗の下部に凸のラインがあること、お気付きになりますか?
このラインが茶碗を持つ手の指にかかることで、安定し持ちやすくなります。
実際に手にしてみると、昔から持っているかのように、自然に手になじみます。
ユニバーサルなデザインは、特定の誰かの"ため"や"もの"ではなく、皆に優しいのですね。
縁がシャープなので、口あたりが良いのは勿論、ご飯をよそってテーブルに並べた時、とても品よく映る、とのこと。
「毎日使うものだからこそ、心地よく使えるものを。」
それは、歴史や伝統を大切にしながら、時代に合った機能性とデザイン性追求し続ける中に、今なお受け継がれている使い手への作り手の想いが集約されたかたちである、と感じました。
そんな作り手の想いに包まれながら、この秋は、お気に入りのご飯茶碗で新米をいただくのが楽しみです。