Tokyo Midtown Concierge Blog

HOME > イベント > 「つながるデザイン展」とつながる想い

東京ミッドタウン・コンシェルジュのブログです。日頃お客様と接するなかで感じた心あたたまるお話や商品、イベントなどの紹介を綴ってまいります。ぜひご期待ください。

Tokyo Midtown

2015年10月28日
「つながるデザイン展」とつながる想い

 

現在開催中の「TOKYO MIDTOWN DESIGN TOUCH 2015」 。

 

東京ミッドタウン館内の各ショップでも、「つながる」をテーマに「つながるデザイン」展を開催しています。

つながる03.JPG

 

私の大好きな店舗が、それぞれ素晴らしいアイテムをおすすめする中、特に心を揺さぶられたアイテムが「STYLE MEETS PEOPLE」のこちら。

つながる06.JPG

「平和へつながる」ラベルピン/HOPE FOR PEACE 1,296円 (STYLE MEETS PEOPLE)

 

店内でも『HOPE for PEACE/平和へつながるデザイン』展として、こちらのラベルピンとともに関連商品の企画展を展開中です。

 

 つながる05.JPG

「つながるデザイン」のテーマのもと、戦前に作られた有田焼のボタンを素材に展開。

つながる02.JPG

 

この企画展について、松浦社長、店長の寺井さんにお話を伺いました。 

「STYLE MEETS PEOPLE」でも、什器、作品が見える角度・高さなど、

非常にこだわってご苦労されたそうです。

つながる04.JPG

 

有田焼をきっかけにプロジェクト『Fun Projects』を立ち上げた廣部慧氏と林修平氏。「STYLE MEETS PEOPLE」は、廣部氏が偶然見つけたという未使用の有田焼軍事用ボタンからその歴史を知ることとなります。

尊い命が失われる戦争。軍部の意向で作られ、戦地へと向かったボタン。

本来は伝統工芸をつなぐはずの有田の職人たちは、どんな思いでボタンを作っていたのでしょう。

つながる07.JPG

発見されたボタンとボタンが入っていた箱

 

2015年終戦70周年の秋、ボタンとの出会いから一年半。

ボタンを発見した際、「いつかこのボタンで、(『Fun Projects』)と一緒に何かやりたいね」と話されていたことを、今回の「DESIGN TOUCH」への参加の際に思い出し、「これこそまさに『つながるデザイン』だ」と、企画を進めてこられたとのこと。

歴史を秘めた未使用のボタンと「つながり」、またそれを知るきっかけとなった人々と「つながり」、7人の若手アーティストと「つながり」、過去の歴史が今を生きる私たちを通じて未来への希望に「つながり」・・・。数々の小さな「つながり」が、今、大きく一つに「つながって」一つの素晴らしい企画展として生まれたのです。

使われずに残されてきたボタンに秘められた歴史を背景に、そのボタンは参加するクリエーターの方々が、それぞれの平和への願い・希望を込めた作品へと変わりました。

つながる08.JPG つながる09.JPG つながる10.JPG

参加クリエーターにはボタンのヒストリーのみを伝え、「作品の最大サイズ(写真のガラスドームに入る大きさ)」の指定以外は、自由にイマジネーションを広げてもらったそうです。

展示条件が同じであるからこそ、各クリエーターの個性の違いが明確に感じられ、非常に興味深いです。

つながる11.JPG つながる12.JPG つながる13.JPG

 

8人のクリエーターとその作品のうち、辰野しずか氏は『封―鳩とオリーブ―』とご自身の作品を名付けました。

つながる15.JPG

辰野氏は「有田焼のことをもっと知らなくては」と有田へ赴き、工房をめぐったそうです。そして心の底からそのボタンについて理解した上で、軍事用ボタンを作るような悲惨な日々を二度と繰り返さないよう、平和をモチーフに絵付けをした蓋でその歴史に封をし、未来へとつないだ作品を制作しました。

その他のクリエーターも輪廻転生のごとく、ボタンに新たな命を蘇らせました。辰野氏のようなオブジェの他、アクセサリーや小物などで、それぞれ点数に限りはありますが、全てご購入いただけるものです。

 

有田焼のボタンを通し、ヒトとヒト、ヒトとモノ、モノがコトへとつながりました。

「伝統を今へ、そして未来へつなぐ」をメッセージに、今、当たり前に享受している平和の大切さを、デザインを通して伝えたい企画展です。

つながる16.JPG

 

「TOKYO MIDTOWN DESIGN TOUCH 2015」期間中の開催。

ぜひ、お早目にお越しください。

About Concierge
Categories
Recent Entries
Back Number
Rss Feed